2011年1月17日月曜日

映画「ソーシャル・ネットワーク」を観た感想


映画「ソーシャル・ネットワーク」を観てきました。

怒涛のような会話とストーリーのスピード感、内容はかなり凝縮された作りとなっていて、マーク・ザッカーバーグが「フェイスマッシュ」を立ち上げるところから起業後、数々の訴訟を起こされるところまでが、一気に流れていく感じでした。


会話の内容については、結構マニアックというか、ソフト開発者にしか解らない用語なんかも当たり前のように飛び出してきたところは、リアリティを感じました。


この映画の中でキーとなる人物は「ショーン・パーカー」の存在だったといえるでしょう。
ショーン・パーカーは大学時代にショーン・ファニングと共に音楽共有サービスの「Napster」を設立した起業家。(実際の開発はショーン・ファニングが行ったとされています)
 
彼らのP2P技術を使用したこの音楽共有ソフトは、まさに「ソーシャル」という世界、「Web2.0」の前進だったとされており、問題も多く抱えましたが、今やインターネットのサービス基盤は彼らが作ったとも言えるくらい当たり前のように使用されています。

著作権などの問題で訴訟を起こされて、結局数年で破産となったサービスですが、残したものは相当大きなものでした。


この人物がFacebookを注目してから、サービスの展開は一気にスピードアップしたのは間違いないでしょう。
ショーンとマークが意気投合したのも、彼らはどちらかというと、目指すところが同じだったというか(広告を付けるタイミングについての云々)、自分の作ったもので何か大きなことを起こしてやろうというところが同じだったのでしょう。
 
この時期くらいからCFOのサヴェリンとの関係がギクシャクするのですが、マークが裏切ったというよりは、なんとなくショーンが仕組んだようにも見える印象でしたね。 このあたりの真実はよく解りませんけど。
サヴェリンが危険な男だと言ってたとおり、最後はコカインで捕まったということで、役員を辞めさせられていますけど。



ちなみにマークはどちらかというと、自分がやりたい事への欲は強いが、お金にはそこまで興味がないといった感じだったので、本当の意味でプログラマーなんだろうなと感じました。今、世界のプログラマーがFacebookに入社したがっているというのは、マークの技術への貪欲さに惚れているというのもあるのかもしれませんね。


 
さて最後に個人的な意見です。
この映画から得られたことは、何より彼らには「チャレンジ+集中力」が飛び抜けてあって、同じ技術者の自分としては足りない事だなぁ、と気づいた事です。

現在スマートフォンやタブレット端末の普及によりITにも色々なサービスが存在しはじめて、飛びつきそうな誘惑や情報が沢山ある中で、何かひとつの事に没頭して集中的に物事をこなすという事はすごく大事なんだろうと思いました。

逆に、これが出来ないと成功はあり得ないのかなとも思っています。

自分がやるべきことは、やはり「集中力」の向上なのかなと・・・ミッションをクリアするまではそこに没頭して張り付くくらいのものでなきゃダメなんだと、改めて気づかされました。

自分自身「面白い」と思えるというのはホント前提になりますけどね。これがないと続けれないので。そして、この前提があるからこそ、技術力の向上に繋がるっていうのもあるんですよね。
なので、これまでに引き続き好きなものは追っていって、集中力をプラスさせることが今後の課題ですので、その課題がクリア出来るようにコツコツやっていきますよ。






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