2011年3月10日木曜日

「VMware View Client for iPad」がスゴイ

仮想業界で常に先進をいく「VMWare」が昨年10月に発表した「VMware View Client for iPad」。
これ、実は全然ノーマークだったんですけど、映像を観てビックリしました。
仮想デスクトップというのは、まだまだ先進的な技術で一般化してこないだろうと思っていましたけど、手軽に管理が出来るものなんですね。
デモ映像は以下にて。



この「VMware View Client for iPad」は「PC over IP」(PCoIP)というデータ伝送プロトコルを使っており、すごく簡単に説明するとデスクトップの映像を最適な通信回線の状況に圧縮して別の端末に映し出すという技術で実現しています。

つまり、あまり通信状態が良くないようなところでも、利用できるような技術を使っているという。
この変はあまり詳しくはないので、詳細は「PCoIP」をググって下さいw

さて、この「仮想デスクトップ」は現在、IT業界の中でも重要なビジネスソリューションのひとつとなっており、注目されている技術です。
しかし、使用される場面が一般的ではないので、聞きなれない言葉という方もいらっしゃると思います。

上記の動画にもあったとおり、簡単に説明するとこの技術を使えば、「家のデスクトップPCをカフェから操作出来る」ってことになります。

ビジネスシーンで見ると、例えば昨今ではノートPCの持ち出しなどが厳しく制限されていて、さらにデータとなると、個人情報など様々な顧客情報があり、なかなかその情報を持ち出すことが難しくなります。その企業で持つセキュリティポリシーに則った運用に沿って持ち出しをしなければなりません。
そんな場面にて効果を発揮するのが「仮想デスクトップ端末」(この例で言えばiPad)になります。

持ち出す端末自体には何の情報を入れていなくても、仮想デスクトップを通してPCに入っている重要な情報も参照することが可能になります。
万が一、端末を紛失または盗難した際にも、IDやパスワードの指定をしなければアクセスを制限されるので、最悪の事態は免れるということになります。

また、仮想デスクトップは通信速度に応じて転送データの量を決めるので、あまり動作が重くなるということもありません。


iPadの登場で、PCよりも出来る事が少なくなってかつ参照できるデータの量は最大に出来るということが実現されつつあります。これからさらに、iPad(またはその他タブレット端末)ビジネスソリューションは大きな市場を持ち始めるでしょうね。


参考記事:9to5 Mac

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