autoblogによると、フォルクスワーゲンが、「iPhone」のドッキングステーションを装備し統合的に接続が可能となった特別版のビートル「iBeetle」を上海モーターショーで発表するそうです。
「iBeetle」はまず内外装は「iPhone」のインターフェイスにマッチしたカラーリングとオプションが特徴で、車内のダッシュボード中央には新しく設計された「iPhone」専用のドッキングステーションが搭載され、更に専用に開発された新しいアプリも提供されるようです。
これまでiPhone用接続インターフェイスを標準で備えるクルマは発売されていたものの、今回の「iBeetle」が異なるのは、「iPhone」を単にオーディオや電話機能としてクルマ側からコントロールするだけでなく、クルマの機能や情報に「iPhone」を通じてアクセス出来ること。つまりフォルクスワーゲンとアップルが共同で開発することによって、双方向に密接な連携が可能な「統合されたコンポーネント」となるそうです。
以下は各機能の紹介。
・オーディオ
iPhoneに収録されている音楽ファイルをザ・ビートルのオーディオで再生できるというだけでなく、「Spotify」から配信される曲やラジオを聴いたり、その中で気に入った曲を車内から直接友達に教えたり出来るという。
・エキスパート
「iPhone」をザ・ビートルの計器として使用するもので、Gメーターや油温計と水温計、クロノメーター、コンパスという5つの情報をリアルタイム表示する。
・トレイナー
目的地までの距離、時間、燃費などを複数のルートから比較してドライバーに案内してくれるという機能。他にも例えば会社までどのルートを通れば最も早く到着できるか、ツイッターやフェイスブックの投稿を基に判断することも出来るという。
・リーダー
「iPhone」に届いたメッセージや、フェイスブックなどのソーシャル・ネットワークに投稿された書き込みを読み上げる機能。
・ポストカード
現在地の情報を友達に「デジタル・ポストカード」として送ることが出来る。
・フォト
車内の様子を写真撮影してソーシャル・ネットワークに送信する機能。
・マイルストーン
ある定められたタスクを完了する度にバーチャルな「マイルストーン・ステッカー」が貰える機能もある。
これらの他に、ハンズフリーで通話したりナビゲーションとしてiPhoneを使うことも可能。接続はダッシュボード上のドックだけでなく、無線(おそらくBluetooth)によっても行える。
やばい…これはいい!